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日本の眼 第10章  素 (しろ)

素(しろ)はいつも日本文化の中心にあった。

素(しろ)は「白い」ということではない。
素材そのままの色、自然でピュアな色、生成りであるということなのだ。

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エッセンスを見抜き、素材そのものを活かす精神こそ、日本の服飾や料理、建築や美術の核心ではないだろうか。

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2013年(平成25年)第62回目の式年遷宮が行われた伊勢神宮を訪れた。
式年遷宮は神道の再生と継承の儀式だ。

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20年という長い年月なくしては、役目の終わった古い正殿の壮絶な姿は生まれるものではない。
ヒノキの柱はシルバー・グレイに変色し、茅葺き屋根はやせてガサガサになり、その上にびっしりと苔が覆っていた。

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新築の正殿の清々しさだけを期待していたが、古いお社の風姿にずっと心揺さぶられていた。
いったい私は何を見たのだろう?

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そう、私は「素(しろ)の時間を見たのだ。
素(しろ)そのものを、「有限な時間の相」のもとで観ること。

繰り返し新しく作り続けながら、変化する時間をいさぎよく受け入れるこの二つながらの営みこそが、日本の素(しろ)をより素(しろ)くする。

-コレクションのコンセプトよりー

デザイナープロフィール

堀畑 裕之は同志社大学大学院を修了後、関口 真希子は杏林大学を卒業後、ともに文化服装学院アパレルデザイン科で学ぶ。1998年に卒業後、それぞれ別々のデザイナーズブランドでパタンナーとして5 年間勤務。2003年渡英、ロンドンのBora Aksuのアトリエで働く。帰国後05年3月(株)lews纏設立、「matohu」をスタート。06年3月より東京コレクション・ウィーク(JFW)に参加。2009年 毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。

official site. http://www.matohu.com/

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