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日本の眼 第六章 「見立て」

「見立て」という美意識は、そのままではありふれていて気にもとめないものを、全く違う使い方に転用することで新鮮な価値へと創造することをいう。

 

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ある道具に思いがけない使い方を見立てた事で、私達の美意識にそれまで見えていなかった新しい美がうまれたのだ。

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「見立て」は日本独自の美意識だとよく言われる。
もとは和歌や連歌、俳諧という日本の詩歌の比喩的表現から発展したものだが、最近は日本の文化全体が「見立て」でできているという拡大解釈さえある。

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日本独自の美意識としても「見立て」はどこにあるのだろうか?それは創作的な転用の美学というべき「見立て」だろう。
かって侘び数寄の茶人たちは、一見粗末な朝鮮の雑器を名物茶碗として珍重し、漁師が腰にぶら下げていた魚籠を花入れとして床の間に飾った。

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「見立て」の面白さとは、それを使うことにあるのだろう。人の予想を軽やかに裏切ってあっと驚かせる楽しさもある。知っていてあえてルールを破るスリルが魅力をさらにひろげる。

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見立てられた物がいわば転生し、全く新しい命を吹き込まれる。それは物や道具の中にさえ霊性が宿るのを信じた「日本の眼」の、きわめて自然なふるまいなのかもしれない。

―コレクションのコンゼプトより―

デザイナープロフィール

堀畑 裕之は同志社大学大学院を修了後、関口 真希子は杏林大学を卒業後、ともに文化服装学院アパレルデザイン科で学ぶ。1998年に卒業後、それぞれ別々のデザイナーズブランドでパタンナーとして5 年間勤務。2003年渡英、ロンドンのBora Aksuのアトリエで働く。帰国後05年3月(株)lews纏設立、「matohu」をスタート。06年3月より東京コレクション・ウィーク(JFW)に参加。2009年 毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。

official site. http://www.matohu.com/

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