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「日本の眼」第4章は「映り」

「映り」とは、不思議な美意識だ。ふつう観賞用の芸術作品や工芸品は、それだけで自立して成立する。他の要素はあまり必要なく、そのまま何もしない方が美しい。
しかし逆に「映り」とは、それ一つだけでは生まれなかったもの、見所がわからなかったものが、互いに映し合うことで新鮮な美を作り出すことである。
―コレクションのコンセプトより―

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「まとふ」は去年の7月に「表参道本店」をオープンさせ、このショーはその本店にて行われました。
長着のボーダーとお店の壁の横格子がリンクしています。
デザイナーは、今回のコレクションのもう一つのテーマとして、「ボーダー」にこだわりました。

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「映りが良い」と言うとき、何が何に「写る」のだろう?映るからには「映すもの」と「映されるもの」があるはずだ。
それは色と色の時もある。色と形の時もあり、形と素材、それらすべての複雑で繊細な組み合わせと言える。
しかしそこには、すべてに共通する「本質」のようなものはあるのだろうか。
―コレクションのコンセプトより―

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ここにも「ボーダー」が見られます。
「ボーダー」はいまやファッションの定番ですが、元はと言えば、ロンドン北部の「ボー・ダー・ボー」と言う刑務所の囚人が太い横線の服を着ていたことから「ボーダー」と名づけられたそうです。
それはさておき、今年の夏は爽やかに、軽やかに・・・「ボーダー」に注目してみませんか?

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「顔映り」の良い色はその人を綺麗に見せます。自分に合う色を身に纏うと、お互いが引き立てあい、気持ちの良い調和が生まれます。
「器と料理」の映りも身近にあり、毎日の食卓に料理を供する時、お互いの相性を考えていることに気づきます。
「かさね 1 2」「無地の美」「映り」と「日本の眼」シリーズも第4章を数え、色に対する日本人の繊細な感覚に、感動を覚えます。

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「映すもの」と「映されるもの」その両者のコントラストが、偶然の出逢いを揺るぎない必然にかえる。そのとき、「映す・映される」関係性はもはや消え去り、ただひとつ「映り」の美だけが静かに立ち上がってくる。
―コレクションのコンセプトより―

 

デザイナープロフィール

堀畑 裕之は同志社大学大学院を修了後、関口 真希子は杏林大学を卒業後、ともに文化服装学院アパレルデザイン科で学ぶ。1998年に卒業後、それぞれ別々のデザイナーズブランドでパタンナーとして5 年間勤務。2003年渡英、ロンドンのBora Aksuのアトリエで働く。帰国後05年3月(株)lews纏設立、「matohu」をスタート。06年3月より東京コレクション・ウィーク(JFW)に参加。2009年 毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。

official site. http://www.matohu.com/

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