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日本の眼 第九章 「ふきよせ」

一瞬の美に名前を与え、季節のもてなしの菓子や料理になぞらえ楽しんだ日本の美意識。

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色とりどりの落ち葉が吹き寄せられて、輝く一枚の織物のように広がっていた。

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「ふきよせ」とは美意識の名前というよりも、ひとつの状態の名前である。
誰が集めたのでもなく、ひとりでに北風に吹き寄せられた姿。
数日で色あせ、砕け、風の前の塵になり、掃き清められ、知らぬ間に消えていく。

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そのままでは、やがて消え去る運命だった端切れ、裁断で残った小さなカケラ、それらがだだそこに寄せられ、自然に折り重なる。

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「ふきよせ」とは時とともに自然に集まってきた物たちへの限りない愛なのだろう。
晩秋の「ふきよせ」の美と、人の手で作り出された布とがひとつに響き合っていた。

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私たちもまたこの時代の風に吹かれ、寄せられ、いつしか消えていく存在である。
この一度きりの「ふきよせ」こそが、今を懸命に生きる私たちの輝く織物なのだ。

ー コレクションのコンセプトより -

デザイナープロフィール

堀畑 裕之は同志社大学大学院を修了後、関口 真希子は杏林大学を卒業後、ともに文化服装学院アパレルデザイン科で学ぶ。1998年に卒業後、それぞれ別々のデザイナーズブランドでパタンナーとして5 年間勤務。2003年渡英、ロンドンのBora Aksuのアトリエで働く。帰国後05年3月(株)lews纏設立、「matohu」をスタート。06年3月より東京コレクション・ウィーク(JFW)に参加。2009年 毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。

official site. http://www.matohu.com/

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